2023.07アジア選手権観戦記➈
日没。
日が暮れて多少暑さが柔らい‥でない。全く柔らいでない。
放射冷却を直に浴びていた選手はもっと暑かったのではないだろか。
バンコク滞在初日だったからか、この日が特に暑かったのか分からないが、3日間同じ時間帯に競技場にいたが、初日が一番過酷だった。
何度ホテルに帰ってYouTube中継を観ようと思ったか。しかし男子10000mを観にわざわざバンコクまで来たのだから、ここで帰るわけにはいかない。
男子10000mが始まる。
今年の箱根駅伝1区くらいスロースタート。日本人2選手が引っ張る形となった。この気候条件でタイムは出るだろうか?と思いながら観ていた。何せ天然サウナ状態の中10キロ走ているのだから。
この競技場は客席からレーンまでの距離が大分近い。選手の細かな筋肉が見えるくらい近い。それだけでも観に来た価値があった。
ここで私の座っている左方から激が飛ぶ。
TeamJAPANのスタッフのようだ。
しかも周回ごとに全力で激を飛ばす。その熱量たるや。
ん?よくよく見ると、その方は2大会オリンピックでメダルを獲得したレジェンドではないか!?
テレビを観て自分が勝手に持っていたイメージとのギャップに驚いたが、現役の頃もこの熱量で競技されていたのだなーと思うと当時の映像を思い出し、泣きそうになった。
現役を引退されサポートに回っても、情熱は変わらず。
レースは、見事田澤選手が優勝。国旗を掲げた後膝を着いて立てないくらい消耗した姿を見ると、相当きつかったことがうかがえる。
それは世界選手権出場に挑戦する渾身の走りだった。遥々日本から来てよかった。
国歌斉唱も感慨深い。
この瞬間に立ち会えたのは一生の思い出。
21時頃、BTSに乗りホテルに戻る。
部屋に戻り水浴びをして寝た。水のシャワーを浴びて寝るなんて初めての経験だった。こんな酷暑の中、全力を出し切った全ての選手とそれを支えるスタッフに敬意を!!
〜おまけ〜
君が代の音源が独特だった話。
良く耳にする音源は、打楽器にスネアドラムを使っていて、ドラムロールの音が聴こえる。しかし聴こえてくる打楽器はなんだか音が低く地鳴りのよう。間違いなくスネアじゃないティンパニでもないし‥バスドラムだろうか?そしてドラがジュワァァァン!!と聴こえる。君が代タイバージョンだった。
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ホテルにあるペットボトルのお水に入れて観光に持ち歩きました。
ペットボトルの味とほとんど変わらない味で飲みやすかったです。
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